フラッターブログ住人のkoukiです!
働く医療関係者シリーズになります!
今回は「社会福祉士」です。
皆さんは病院でほかの施設と連絡を取ってくれる職業の方がいることを知っていますか?
タイトルの通りにそれが「社会福祉士」さんです。
基本、病院から退院後施設に行く方や高額医療費制度や介護認定についてっいてくれています。
では、多職種連携のかなめになる社会福祉士についてみていきましょう😀
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社会福祉士とは?
社会福祉士は、1987年に制定された「社会福祉士及び介護福祉士法」によって位置づけられた、
社会福祉業務における国家資格です。
・簡単に言うとどんな資格?
社会福祉士は、様々な理由により日常生活を送ることが困難になったクライアントの相談に応じ、
助言や指導をおこない、福祉サービスや保健医療サービスとの橋渡しをします。
社会福祉士は国家資格ですが、医師、看護師、弁護士などのような「業務独占資格」ではなく、「名称独占資格」です。
そのため社会福祉士以外でも上記の業務につくことはできますが、資格を保有していなければ「社会福祉士」を名乗ることができません。
社会福祉士になるには?
社会福祉士になるためには公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが実施する「社会福祉士国家試験」に合格して、
社会福祉士として登録する必要があります。
▼国家試験を受験する方法は以下の通りです。
- ・4年制大学で指定科目を修めて卒業
- ・2~3年制の短期大学等で指定科目を修了したのち、1~2年以上の相談援助業務に従事
- ・社会福祉士短期養成施設(6ヶ月以上)を卒業
- ・社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業
さらに細かく分けると、以下のように12ルートに分けられます。

3-2.国家試験の難易度・合格率
社会福祉士国家試験の合格基準は「総得点の60%程度」です。
総得点は150点なので、90点程度が合格基準となります。そこから毎年難易度によって補正が入り、
近年の合格基準点は85点~90点前後を推移していました。
2021年に実施された「第33回社会福祉士国家試験」の結果は以下の通りです。
試験日:2021年2月7日(日)
合格発表日:2021年3月15日(月)
受験者数:35,287人
合格者数:10,333人
合格基準点:93点
合格率:29.3 %
近年の合格率は25~30%前後で推移しており、約10人に3人しか受からない難関試験です。
同年に実施された精神保健福祉士が64.2%、昨年に実施された介護福祉士の合格率が69.3%でした。
社会福祉士の出題範囲は介護福祉士や精神保健福祉士に比べて広範囲なこともあり、
福祉職の国家試験では最難関といえます。
社会福祉士の仕事内容
社会福祉士は就職場所によって内容が変わってきますので一つ一つ見ていきましょう😀
・福祉事務所
福祉事務所は、市区町村における役所などで社会福祉行政の中心を担っている機関です。
具体的には、福祉六法(生活保護法・児童福祉法、母子及び寡婦福祉法、老人福祉法、身体障害者福祉法及び知的障害者福祉法)
に関わる支援や更生における事務業務に携わります。
福祉事務所で働く場合は公務員という扱いになるため、公務員試験に合格する必要があります。
また、こうした福祉事務所に配置される社会福祉主事の任用資格のひとつに「社会福祉士」が含まれます。
・児童相談所
児童相談所は各都道府県や政令指定都市などに設置されています。
児童福祉における専門機関のため、児童虐待・子どもの発達・非行・不登校などに関する相談に応じます。
保護者による虐待などの緊急時には、児童の安全確保のため一時保護もおこないます。
児童相談所で働く場合は「児童福祉司」と呼ばれ、福祉事務所と同じく公務員となります。
・学校
学校においては、子どもたちの相談を受け、必要に応じて児童相談所や教育委員会などへの連絡・調整をおこなう、
スクールソーシャルワーカーとして活躍する社会福祉士がいます。
スクールカウンセラーとの違いは、生徒本人へのカウンセリングをおこなうだけでなく、
その周囲の環境要因(家庭など)にも働きかけていく点です。
・高齢者福祉関連施設
高齢者福祉に関連する施設はデイサービスセンターや特別養護老人ホームなど多様な形態があり、
多くの社会福祉士が活躍しています。社会福祉士の役割の一例としては、
「生活相談員」として利用者本人やそのご家族との相談に応じたり、他職種や関係機関との連絡・調整などがあります。
・障害者福祉関連施設
障害者福祉サービスにも様々な形態があり、代表的なものとして就労継続支援施設やグループホームなどがあります。
社会福祉士は「生活指導員」などとして配置されることが多く、
身体障害や精神障害を抱える方が社会の一員として生活できるよう、自立訓練や就労支援をおこないます。
・社会福祉協議会
社会福祉協議会は地域福祉サービスの充実と推進、福祉コミュニティづくりの中核的な役割が期待されている組織です。
社会福祉法によって定められている団体ですが、民間によって運営されているため、働く職員は公務員ではありません。
社会福祉士は、その地域での福祉課題を正確に把握し、関係者や関係機関と連携して課題解決に向けて取り組みます。
社会福祉協議会の活動内容は地域によって多岐に渡るため、詳細は各自治体に問い合わせてみるとよいでしょう。
・医療機関
病院をはじめとする医療機関で働く社会福祉士の多くは、「医療ソーシャルワーカー(MSW)」として活躍しています。
医療ソーシャルワーカーは、患者本人やその家族の悩みや課題に対して相談に応じ、適切な支援をおこないます。
医療ソーシャルワーカー(MSW)とは、医療機関などにおける福祉の専門職で、
病気になった患者や家族を社会福祉の立場からサポートする人のことを指します。
病気になると、本人も周りの方も経済的にも心理的にも悩みや課題がたくさん出てくるもの。
そうした方の相談に応じ、よりよい社会生活を送れるように支援をおこないます。
例えば、医療的・社会的な制度の活用方法の提案から地域の社会資源の紹介、入院・退院の調整、自宅の環境整備までさまざまです。
具体的には、入院時に症状に合わせて病室を調整したり退院時に各部門と連携して日時を決めたりします。
自宅に戻る場合は自宅の生活環境を把握し、必要に応じて福祉用具業者と連携し、
自宅の設備改修や生活スタイルの提案をおこなうこともあります。
自宅に戻ることが難しい場合は患者に合った施設を紹介したり、入所の調整をおこなったりします。
また退院時の面談やカンファレンスも開催し、事前に調査した患者の状況を報告したうえで、
患者が退院後も問題なく生活できるように病院内外の関係者に必要な支援について協力を求めます。
・司法関係機関
近年、少年院・更生保護施設・地域生活定着支援センターなどの司法関係機関での社会福祉士の活躍が期待されています。
背景には、受刑者の高齢化・児童虐待の増加などがあげられます。
出所者に対して円滑に社会福祉サービスを繋ぐことで、再犯リスクを軽減させていく狙いがあります。
・独立型社会福祉士事務所
利用者との契約に従って権利擁護(成年後見人など)や介護保険に関する業務をおこない、
利用者から直接、もしくは第三者から報酬を得ます。社会福祉士として独立開業し、
組織に属することがないため仕事の幅の制限が少なく、より個別具体的な支援が可能となります。
社会福祉士の将来性
端的にいうと『社会福祉士の必要性は高まってきているので仕事がなくなることはない』と思います!!
また専門性の高い社会福祉士の資格が誕生したので、将来性もあります!!
さらに社会福祉の充実に伴い、就職先が多岐に渡っています!!
今後ますます注目されていく職業だと思います!!
まとめ
皆さんは社会福祉士とは福祉関係での難易度は高いと思いますが復職等でいろんなところで仕事できるのでいいですね😀
今後もまだ書いていきますのでたまに遊びに来てください!!
医療関連の仕事が本に載ってるので良かったら読んで見てどのお仕事が良いのか確認してみてください!
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それでは次回のブログ記事で!!!
個人的にオススメ記事になります!!


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