こんにちはフラッターブログ住人のkoukiです!
今回は手足をなくした方や麻痺が残るような病気になった方に、
とてもとても大切な「義肢」「装具」を作ってくれる
医療界のオーダーメイド師「義肢装具士」編です。
なかなかはお目にかからない職業ですがとても大切な職業です。
しかし、自分もどうやってなるのか、どういった仕事をしているのか
理解できていません…。(看護師ながら恥ずかしい...)
一緒に見ていくことにしましょう☺
最近自分が書いたオススメ記事になります!

義肢装具士とは?
全国にたった5000人。
義手・義足づくりの専門家義肢装具士は、
病気や事故で手足を失った人や身体に障がいがある人のために、
人工の手足や補助道具を製作する専門家です。
義肢装具を製作するための専門知識や技術だけでなく医学やリハビリテーションに関する知識、
コミュニケーション能力も磨き続けることが必要な仕事です。
義肢装具士になるには専門の養成施設で学び、国家資格を取得しなければなりません。
義肢装具士の養成施設は全国にわずか10校のみ(2017年5月現在)となっています。
資格保有者も約5000名とまだまだ発展途上の業界ですが義肢装具の技術発展は著しく、
それらを扱うことのできる高度な知識をもった義肢装具士の需要は増加しています。
海外やスポーツの現場など、活躍のフィールドも年々広がりつつあります。
義肢装具士になるには?
義肢装具士になるためには義肢装具を製作するための知識はもちろん、
人間の身体の構造や基礎医学の知識やリハビリ学、工学、
力学にいたる幅広い知識を身につける必要があります。
また、国家資格の取得も必須となるため大学や専門学校などの義肢装具士養成施設に進学し、
専門的な知識や技術を学んだのち国家試験を受けるのが一般的です。
義肢装具士の養成施設は全国に10校あり、
これらの入学試験に合格することが義肢装具士を目指す第一歩になります。
義肢装具士国家試験の受験要件を満たすためまずは義肢装具士養成施設に通うことになります。
受験の要件を満たすには、全国に10校ある義肢装具士養成施設のいずれかで3年以上学び、
義肢装具士としての知識および技能を習得することが求められます。
義肢装具士国家試験の合格率は80~90%台と高く養成施設で学んだことをしっかり発揮できれば、
試験自体はそれほど難易度が高くないと言えるようです。
義肢装具士に求めらる人物像とは?
義肢装具は事故や病気などで身体の一部を失ってしまった人、障がいを抱えた人が、
身体の機能を代替・補完するために用いるものです。
いわば患者さんの身体の一部を作る仕事であり、
義肢装具士には患者さん一人ひとりにベストな義肢装具を提供するための技術と知識、
そして患者さんが義肢装具を用いてスムーズに社会復帰できるようにするためのケアが求められます。
手先の器用さはあると有利にはなりますがそれよりもものづくりが好きであることや、
「患者さんのために」という強い気もち、探究心や創意工夫、そして何より患者さんが求めるものを
正確に聞き出すコミュニケーション能力や信頼を得るための人柄が問われることになります。
また、義肢装具は年々新しい技術が開発される分野になるためほかの医療職と同様、
働き始めてからも研鑚を積んで自身の知識と技術をアップデートし続ける努力が不可欠となります。
- ものづくりが好き
義肢装具士は義肢や装具を作るプロフェッショナルです。
技術向上のためには、「ものづくりが好き」という気もちも必要となるでしょう。
採寸や採型、組立、調整と義肢装具づくりはほとんどが手作業となります。
数ミリの仕上がりの違いが使い心地を左右することになるので、
一つひとつの作業をていねいかつ確実に仕上げることが求められます。
- 自分で考え、創意工夫できる力
義肢装具づくりにはある程度決まった工程や類似するケースはあるものの、
まったく同じ義肢を作るということはなく常に使う人に合わせた柔軟な対応が求められます。
患者さんがその仕上がりに満足のいく義肢装具を仕上げるためには細かな微調整が欠かせませんし、
これまで対応したことのないケースであっても試行錯誤を繰り返しながら“よりよい”を追求していく姿勢が大切になります。
- 努力を積み重ねられる根気強さ
はじめから完璧な仕事ができる人がいないのはどの業界も同じですが、
義肢装具士もはじめからいいものが作れるということはありません。
養成施設でも現場で働き始めてからも経験者から学び、時間をかけて地道にそのコツを身につけていくことになります。
実際の患者さんとのやりとりの中で、何十回もやり直しや調整を求められることもあるなど、
相手が納得してくれるまで何度でも作り直す、粘り強さと根気が問われる仕事でもあります。
また、義肢装具は年々新しい技術が開発される分野になるためほかの医療職と同様、
働き始めてからも研鑚を積んで自身の知識と技術をアップデートし続ける努力も必要不可欠となります。
- コミュニケーション力
ものづくりの職人という印象の強い義肢装具士ですが、実際は工房に籠って作業をするだけでなく、
医師や患者さんと直接対話をすることが役割の大部分を占めています。
義肢装具を必要とする患者さんから義肢や装具を用いてどんな生活を送りたいかをきちんとヒアリングし、
目的に合ったものを作るためには意思疎通をスムーズに図れることが重要になります。
また、突然手足を失ったり障がいを負ったりしたことによるショックが大きく心を、
閉ざしてしまっている患者さんも少なくないため、
義肢装具士にはうまく距離を縮められるような慎重かつ思いやりのあるコミュニケーションも必要です。
最近では色や柄をつけた義肢装具も登場しており、
そういった提案で患者さんの気もちを少しでも明るくするような心遣いも大切になるでしょう。
義肢装具士に必要な試験・資格は?
義肢装具士と名乗り、患者さんとコミュニケーションを図るためには義肢装具士国家試験に合格する必要があります。
義肢装具士資格は1987年の義肢装具士法成立とともに誕生した比較的新しい国家資格であり、
社会的な認知度もまだ高いとは言えないため、同じく国家資格が必要な理学療法士や作業療法士と比べて、
有資格者は不足している状態です。
受験者数もここ数年でやっと200人台に達した程度ですが、
合格率は例年80~90%台と高い水準で推移しています。
ただしこの結果は、
義肢装具士になるという確固たる信念をもって勉強を続けてきた人のみが受験しているという
背景があるからだと考えられます。
義肢装具士の仕事内容は?
義肢装具士の役割は医師の指示の下で義肢装具を作り、患者に適合させることです。
一般的に「義肢」とは義手や義足を、「装具」とは、
患部を固定したり保護したりする補助道具(コルセット、ギブス)などを指します。
また義肢装具士は義肢装具を製作するだけでなく、
リハビリを担当する理学療法士や作業療法士と連携して患者さんのスムーズな社会復帰をサポートすることが求められます。
そのため現場では義肢装具を作る技術と医学・リハビリ学に関する知識だけでなく、
患者さんの不安やストレスを取り除くための心のケアも重要になります。
義手や義足は人間の体に合わせるものなので患者さんにぴったり馴染むよう仕上げなければいけません。
患者さんが「これでいい」と納得するまで調整とテストを繰り返しながら完成を目指します。
また、義肢を用いた選手が出場するスポーツの大会に「メカニック」として帯同し、
義肢のメンテナンスや選手のケアを担当する仕事をする人もいます。
義肢装具士の職場は?
義肢装具士の働く場所は民間の義肢装具製作所が大半です。
そのほか各都道府県のリハビリテーションセンターや病院など医療やリハビリと密接した現場になります。
また、義肢装具士養成所や職業訓練校などで義肢装具の技術と知識を教える義肢装具士もいます。
最近ではスポーツ現場での義肢装具士の活躍も話題になっています。
義肢をつけて競技する選手に「メカニック」として同行し、現地で義肢の調整などを行います。
このような義肢装具士も民間の義肢装具製作所に所属しているケースが多いようです。
- 義肢装具製作所
義肢装具士の主な就職先は全国にある民間の義肢装具製作所です。
義肢装具製作所に所属する義肢装具士は、契約・提携している病院を訪問して患者さんに会い、
カウンセリングを行って義肢装具を製作します。
このケースでは義肢を製作し、最終適合させて納品するまでが主な仕事になりますが、
中には入院・リハビリ施設を備えた義肢装具センターという形態をとっている場合もあります。
そのような施設の場合は、製作~リハビリまでを義肢装具士がトータルサポートします。
義肢装具製作所は10~20人の小規模であることが多く、
1人の義肢装具士がすべての工程を一貫して担うことがほとんどですが大手では分業制の導入が進んでいるようです。
- リハビリテーション施設
リハビリテーション施設と聞くと理学療法士や作業療法士のフィールドをイメージする人が多いかもしれませんが、
実は義肢装具士の就職先の一つでもあります。
義肢装具を装着した人が日常生活に復帰するためのリハビリでは、
義肢装具の細かな調整が必要になることがしばしばです。
そのためリハビリ施設に義肢装具士が常駐し理学療法士や作業療法士と協力しながら、
リハビリを進めることも多々あるのです。
まだまだこのような施設は少ないかもしれませんが、
高齢化や生活習慣病の増加によるリハビリ分野の需要の高まりから、
今後、義肢装具士を直接雇用する施設が増えていく可能性は大きいでしょう。
- 病院
義肢装具製作所などと比べると数は少ないですが病院に常駐して働く義肢装具士もいます。
整形外科や形成外科などがある規模の大きい病院では、院内に「義肢室」を設けて義肢装具士を常駐させて、
義肢装具の製作や修理にあたらせています。
治療・リハビリをしながら義肢装具の調整に、
こまめに対応してもらうことができるため患者さんにとってはありがたいしくみと言えるようです。
- スポーツの現場への帯同
昨今、スポーツの現場でも義肢装具士の存在感が強まっています。
というのも競技用義肢をつけてスポーツをする人が非常に増えているからです。
義肢をつけてスポーツを行うとき、その裏では義肢装具士が選手を心身ともに支えています。
世界選手権やパラリンピックなどの大きな大会にはスポーツトレーナーと一緒に
「メカニック」として義肢装具士が帯同することが多く、
トップスポーツの現場でも義肢装具士は必要不可欠な存在となっています。
- 発展途上国などでの国際支援
最近では発展途上国や戦争被災国に赴き、国際援助活動をする義肢装具士も増えてきました。
日本人の手先の器用さや日本の技術力は世界的に評価が高く、
日本で身につけた実力は海外でも存分に発揮することができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は医療界のオーダーメイド師こと「義肢装具士」を話してきました。
全国でもまだ少ない人数で働いていますがとても重要な仕事でしたね!
とても職人気質なかたが向いているのではないでしょうか?☺
是非技術を高めたい方はお勧めですね!!!
今後もこのような記事を書いていく予定ですので是非読んで欲しいです!!
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それではこの辺で終わりましょう!
次回のブログ記事で!!!
ブログ日記始めました!

とある看護師の日常日記というブログ日記を始めたのでよかったら読んで欲しいです!
なるべく多く更新できるようにブログよりは緩く更新していきます!
それでは次回の記事で!
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